杉山卓朗 Takuro Sugiyama 「Untitled」
杉山卓朗 Takuro Sugiyama 「Untitled」 created in 2013, bought from 工術 vol 4. Roentgenwerke AG in Jun 2013
杉山卓郎さんのペインティングです。
http://takuro-sugiyama.com/
正直、この絵画のモチーフが何で、何を表現したいのかも分からずに、ただ、カッコいいなと思って購入しました。
何だか分からないですが、家に飾っていると、しっかりとした絵画なんだと感じます。
感情の動きがなく、画面の真ん中にどっしりと、立体的で、無機質で、鮮やかな色で存在しています。
しっかりとしつつ、だまし絵のような、CGで制作されたようにも見え、少し複雑な絡み合い方をしていて、見ていると引き込まれる感覚を覚えます。
少し印象は違いますが、モンドリアン、ロイ・リキテンスタイン、カンディンスキーといった作家の絵画を見ると、限定された鮮やかな色彩とシンプルな構図で、リズミカルな印象を受けるのですが、形式は違いますが、この作品もそのような流れで見ると少し理解が進むような気がします。
最小の単位で最大の効果を出せるようにする絵画の試みなんでしょうか。
モチーフが主張していないのに、周りの作品以上に存在を主張してくる面白い絵画です。
モチーフが主張していないのに、周りの作品以上に存在を主張してくる面白い絵画です。
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