青秀祐 Shusuke Ao 「PAX-TO2 Flight Date Analysis Test Stage 100019」
青秀祐 Shusuke Ao 「PAX-TO2 Flight Date Analysis Test Stage 100019」created in 2010, bought from eitoeiko in Oct 2010
http://www.aoshusuke.net/
折り紙の飛行機の設計図を額に入れた作品になります。
平面作品なのですが、ギャラリーで良く展示されているような油彩のペインティング作品等と比較すると、大分ユニークなので、興味を持ちました。
購入した時は、この作品が何を表現しているのか良くわからず、作家さんが作品を作られた意図等も全く把握していなかったです。
翌年の冬に、作家さんやeitoeiko(エイトエイコ)ギャラリーの方々とバスで成田の航空科学博物館に青さんの展示を見に行くのに同行させてもらいました。
翌年の冬に、作家さんやeitoeiko(エイトエイコ)ギャラリーの方々とバスで成田の航空科学博物館に青さんの展示を見に行くのに同行させてもらいました。
航空科学博物館での展示は、飛行機の開発における系統の進化とDNAの展開を表現したような作品でした。
私は門外漢ですが、トップガン等の映画を見ると、戦闘機のFシリーズ(米国)や、MiGシリーズ(ロシア)を代表格として、その時代の最高の技術力で開発競争が行われて来たと想像できます。
アート作品の多くは個人の感受性や認識を土台とする作品が多く、工業や技術・科学を土台とする作品は少ないと思います。後者に興味を持つ高校生は工学部等を志望し、芸術大学には行かないでしょうし。
そういう意味で、アートの分野でこういったテーマの作品が制作されるのは珍しいと思いますし、貴重なアーティストさんだと思います。青さんは多摩美術大学の日本画専攻を卒業されていますが、そこからこういった作品を作られるという面でも興味深いです。
現代アートの面白さは、その間口の広さだと考えておりますが、伝統的な形態の作品も面白いのですが、こういった意外な切り口の作品が評価されると、鑑賞者としてとても嬉しいです。
青さんの作品を始めて拝見したのは2009年ですが、その後、海外の美術館や青森県立美術館で規模の大きい非常に面白い展示をされているようで、ご活躍を嬉しく思っています。
eitoeikoのギャラリストの癸生川さんはアートに情熱を持っている面白い方で、ギャラリーの所属作家も吉田有紀さんを初め独創的な方が多く、いいギャラリーだなと思います。
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